お酒が好きだけど 身体も気になる、 そんなあなたに オススメの一冊。

 忘年会に新年会。連日の酒宴が引きも切らない、そんなシーズン真只中です。酒飲みにはうれしい反面、ちょっと胃腸や肝臓の事も心配・・・なんて方も結構いらっしゃるのではないでしょうか?

 

 かく言う僕も、若い頃は勢いに任せて酔っ払うのを楽しんでいれば良かったのですが、最近は飲んだ翌日の身体が心配になる、そんなお年頃になってしまいました。

 

 もう十数年間、ほぼ毎日のようにお酒を欠かさなかった僕ですが、さすがにこのままでよいのかと不安にもなり。ちょうど本屋さんの軒先で、こんな本を見つけてしまいまして。『酒好き医師が教える最高の飲み方~太らない、翌日に残らない、病気にならない(浅部伸一監修、葉石かおり著/日経BP社)』。なんともジャストなタイトルで、早速、手に取りました。

 

 著者の葉石さんの肩書は、酒ジャーナリスト。かなりのお酒好きとお見受けしましたが、過去に酒のせいで死にかけた(風呂場で溺死しかけた)こともあったらしく。

 

 また、健康診断結果で、γ‐GTPをはじめ、中性脂肪や尿酸値も気になり始め、このようなテーマを扱うことにしたのだそうです。実際、医師に取材を重ねるうちに飲み方が変わり、今では診断数値結果や翌日のコンディションもすこぶる改善したとのこと。

 

 酒好きの僕が、この本をご同輩にオススメしたい理由。それは、「酒飲み」の気持ちを斟酌してくれている内容だからです。実際、取材に応じて頂いた25名の先生方も、どうやら酒好きの方が多い。

 

 日本酒はがん細胞を抑制、生活習慣病の予防や肌の若さを保つ。本格焼酎は血栓を撃退する。赤ワインは心疾患のリスクを下げる。ビールは認知症予防に効果あり、等々、酒飲みがついうれしくなる酒ネタも満載です。どうですか?これで安心して飲めますよ!・・・ あくまでも適量の範囲内であるならば、ですけどね(笑)。

 

 もちろん、「酒に負けないためのセルフケア」や「飲んで病気にならないためのルール」もしっかり書かれていて、参考になります。ぜひ、「健康的なお酒飲み」への第一歩を踏み出してみて下さい。