ご自身の資産の一部に、外貨(特に米ドル)を組み入れる方が増えてきました。そうなると、日々変わるドル円の関係は、多少なりとも気になりますね。
基本的に、「円高・円安」という判断は、前日の相場で比較しますが、「一定期間の適正な水準ってないんだろうか?」と思った事はありませんか?
これは、「理論値(フェアバリュー)」と呼ばれる考え方で、様々なところが様々な手法で発信しています。例えば、英エコノミスト誌は「ビックマック指数」なんてものを発表しています。同じ品質のハンバーガーが、各国でどう値付けされているかで、為替レートの適正値を観ます。
日本では、日経新聞社と日本経済研究センター共同算出による「日経均衡為替レート」が3ヵ月毎に発表されています。貿易による価格の内外格差や米国との金利差、国の純資産や債務残高等から算出されます。
直近では「1$=107円」が適正だとされています。
(記事参照元:日本経済新聞2020年1月18日号掲載分他より)
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