世の中には、うらやましいほどしっかり稼いでおられる方が、たまにいらっしゃいますよね。しかしながら、ではその方の家計が順調かというと、意外にそうでなかったりもします。「なぜかよくわからないけれど、いつも家計が火の車で」なんてご心配を口にして、不安げに首を傾げられます。
実は、この状況を法則として提唱した学者が存在します。英国の歴史・政治学者、シリル・ノースコート・パーキンソン博士。1958年に、「パーキンソンの法則」として、以下のことを表現しました。
①仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
②支出の額は、収入の額に達するまで膨張する
つまり、「いくら稼いでも、その額を満たすまで消費は増大する」のが人の性らしいと。恐ろしいですね苦笑。
もちろん、だからこそ経済は成長するのですが、将来に必要な蓄えまで消費してしまうのは、考えものですよね。毎月の収入のなかで、将来の備えに回すお金を定額で設定しておき、残ったお金の範囲で生活する工夫を常に行う。基本ですよね。
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