ここ数年、特に若い方と面談をしていると、『FIRE』という言葉をよく耳にします。要は、貯蓄を最大化して揺るぎない資産を構築し、人生の早い段階(例えば50代あたり)で経済的独立と早期退職を達成するためのライフスタイルです。
本気で目指している人は、収入の半分以上を利回りが期待できる投資につぎ込みます。その財源を得るために支出を削る努力も怠らないのですが、その対象に(医療)保険を検討される方もおられます。
彼らは「日本には高額療養費制度がある。自分は健康なので保険の世話になる確率は低い。掛けるだけムダ」と言います。しかし、私は「『FIRE』を目指す人ほど、保険を有効活用するべき」と答えます。
まず、現在の高額療養費制度などが、今後も維持出来るのか。高齢社会、赤字財政が慢性化している現状では、むしろ危ぶむべきでしょう。次に、保険は最強の『レバレッジ金融商品』であること。資産構築に活かさない手はありません。(次回に続く)
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