「ドラッグラグ」という言葉をご存じですか?
外国で研究開発された薬剤が、自国で使用承認されるまでの時間差を指す言葉ですが、日本では、このドラッグラグの状態にある有効性が高いとみられる薬剤(特に「抗悪性腫瘍剤」と呼ばれるがんの先進治療薬)が、増加傾向にあるとされています。
原因は、主に欧米でこれら新薬を研究開発している企業の半数が新興企業で、資金が潤沢でないため、優先されるマーケティング先を絞っている実情があります。日本市場は魅力的とは見られておらず、申請すらされていない状況です。
未承認でも、わが国では「自由診療」という形で使える可能性があります。但し全額自己負担で、数百から数千万円の費用が掛かります。抗がん剤治療のうち、自由診療を受けた割合は2割弱とも。
最近の民間医療保険では、それら「自由診療」や「患者申出療養」における治療費用をカバーする特約が販売されています。検討されてみてもよいかもしれません。
《参照元:医薬産業政策研究webトピックスより》
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