20歳になると、社会人・学生を問わず、誰でも国民年金を収める義務が発生しますね。令和5年度の保険料月額は16,520円ですが、学生本人や親にとっては、結構な負担額です。
その場合は『学生納付特例申請』をされることをお勧めします。この特例を活用することで、保険料を納めなくても以下のメリットが発生します。
A)基礎年金受取に必要な受給資格期間に算入出来る
※老齢基礎年金の額の計算対象には含まれません。
B)万が一の際の障害基礎年金が受け取れる
上記Aはともかく、Bは大変重要なポイントですね。
但し、この制度を利用するには、学生本人の(アルバイト収入等による)所得要件が存在します。「前年度所得128万円+扶養親族の数×38万円+社会保険料控除等」以下でなければなりません。扶養親族や社会保険料控除がなければ、128万円が上限です。
国民年金は、民間の金融商品では、決して作れないような年金の仕組みを有しています。納めることが可能なのであれば、将来の年金額を考えて、初めからしっかり支払うことが長期的には有利かもしれませんね。
《参照元:日本FP協会Webコラム5/11号より》
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