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金融市場の「巨大なクジラ」GPIF

昨年の面談における20代のお客さまの相談内容で圧倒的に多かったのが、「(新)NISAについて知りたい」でした。NISAの制度変更は、昨年末の大きな話題でしたので、「さもあらん」という感じです。しかし、制度内容以前に「運用の仕組み」についてご存じない方も多く、比較的安全性の高い手法とも云われる「長期分散投資」から解説したりします。

 

その際に、例として取りあげるのが「GPIF※」です。我々の年金を運用している、世界でも有数の超巨大機関投資家ですね。運用成績も堅調です。金融市場では、GPIFを「クジラ」と呼ぶのだそうです。

 

GPIFは厚生労働大臣からの寄託を受けて年金運用を行う機関ですので、安全性にかなり配慮して運用を行っており、その基本的考え方が「長期分散投資」なのです。さまざまな金融商品を長期に渡って育てるやり方で、これは個人の安全な積立にも応用できます。GPIFの公式HP「年金積立金の運用とは」内に掲載されている「長期分散投資の意義」の頁において、非常にわかりやすく解説されていますので、ぜひ参考にされてください。

 

※GPIFとは:

正式名称は「年金積立金管理運用独立行政法人」。年金を運用する機関投資家として220兆円超の資産額を保有する。運用目標は「賃金上昇率+1.7%」と設定されている。

 

《参照元:GPIF公式HP「年金積立金の運用とは」より》