今年の5月は、太陽フレアの活動が非常に活発で、その影響として日本国内でもたくさんのオーロラが観測されたと報じられました。太陽フレアとは、太陽活動のなかでも、最も大きなエネルギーを放出する現象のひとつです。大規模なものは水素爆弾100万個分にも匹敵するエネルギーを放出するとされています。
実は、太陽フレアを引き起こす黒点数の増減周期は約11年と見られているのですが、それがある景気循環期と微妙に一致すると云われているのです。ちなみに景気循環期とは、さまざまな切り口(在庫設備・設備投資・建築需要・技術革新)による景気のサイクルで、一定の期間で訪れる景気の好調ポイントを予測しています。
では、黒点の活発期とほぼリンクしている景気循環期とはなにか。それが「ジュグラー循環」です。約10年周期毎に発生する設備投資の活発期なのですが、確かに今年は世界各地で人工知能AⅠ関連の設備投資が盛んですね。太陽の活動とは偶然の一致かと思われますが。
《参照元:「東証マネ部!」2024.07.02Web掲載記事より》
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