8月に入ってからの株式相場は、世界同時株安(日経平均も5日時点で4,451円安と過去最大の下落幅)の大荒れ状態となり、NISAを活用し始めた株式投資初心者のなかには、肝を冷やされた方も多かったと思います。
実際に、世界株インデックス型投信で、ピーク時には1割以上あったリターンが、一気に元本を大きく割り込んだケースもあったようで、きっとその数字を目の当たりにした方の脳裏には、「解約」の二文字がちらついたことでしょう。
しかしながら、そんな時こそ積立投信は力を発揮します。長期運用の最終局面にある方であれば、軟着陸のために何らかの手段を講じる必要がありますが、これから10年以上掛けてお金を育てていく方にとっては、むしろこのような機会はチャンスかもしれません。
なぜなら、積立投信はそういう時でも買いをやめないからです。今は安くなった株をたくさん保有する好機ですし、いずれ額面は回復していきます。リーマン・ショックでも4年8カ月で高値状態に回復したと云われています。※コロナショック時に掲載した記事「暴落時に積立投資している人の注意点」もあわせてご一読願います。
《参照元:日本経済新聞2024.08.10掲載記事より》
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