2023年、明けましておめでとうございます。本年も、FP追立(おいちゃん)と当ブログを、何卒宜しくお願い申し上げます。
2022年を締めくくったNHK紅白歌合戦。東京渋谷のNHKホールは2千人を超える観客で埋め尽くされていました。2019年以来の有観客開催で、おおいに盛り上がっていた感があります。
2020年開催の紅白は、確か冒頭でがらんとした広い観客席を映していたような気がします。つい最近の事ではありますが、その当時から振り返ると、同じコロナ禍の渦中にありながら、世の中は少しずつ貴重な日常を取り戻しつつあるようです。熱気が伝わる満席の会場をテレビ越しに眺めながら、ふと感慨を覚えました。
とはいうものの、昨年は他にもたくさんの心配事が、わたしたちの生活を震撼させました。ロシアのウクライナ侵攻は、世界に大きな分断をもたらし、長らく世界秩序をけん引してきたグローバル経済は、その脆弱性を露呈しました。それ以前から世界の経済成長に取り残されていた日本は、世界秩序の陰でなんとか存在感を維持してきましたが、この分断を契機として、世界中の投資家からの期待を一段と下げる結果に追い込まれました。結果的には、それは米ドルとの為替の大幅な「円安」傾向として現れ、食糧や生活必需品の多くを海外からの輸入に頼るわたしたちの生活は、現在数十年ぶりの物価高にさらされています。この傾向は、様々な紆余曲折を繰り返しながら、今後さらに進行するものと懸念しています。
暮らしのお金をまもる取り組みの一端を担っているファイナンシャル・プランナーとしては、こういう時こそ、しっかりとお客さまの暮らしに寄り添い、お金や経済・社会保障に関する情報を積極的に収集・発信・提案していかなければならないと考えています。
さて、私の今年の活動テーマは、昨年に引き続き「感動共創」に定めました。文字通り、お客さまとともに感動の波を拡げていくという意味が込められています。この不確実で不安定な時代、さまざまな情報やつながりによって得られる感動は、大いに人間の生きる力になると信じています。私がお客さまにお伝え出来る情報や、そこから得られる驚き・感動は、微々たるものかもしれませんが、それによってほんの些細な希望を見出せるお手伝いが出来るのであれば、これは私にとっても大きな支えであり、生きる力ともなります。
「感動をひろげる場づくり」
「暮らしのお金に活かせる情報提供の強化」
このふたつの施策を実現させるべく、本年も精進してまいります。ご指導ご鞭撻ならびに応援のほど、重ねてお願い申し上げます。
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