2024年、明けましておめでとうございます。本年も、FP追立(おいちゃん)と当ブログを何卒宜しくお願い申し上げます。
長かったコロナ禍もようやく落ち着いて、はじめて迎えたお正月。気兼ねなくご家族やお身内、ご友人と親交を暖められた方も多かったのではないでしょうか。帰省ラッシュや年越し海外渡航などのニュースを耳にするたびに、ようやく平和な日常が戻ってきたことを実感した年末でした。
一方で、元旦には能登半島地震が発生し、翌日には羽田空港で信じがたい航空機衝突事故が起こりました。能登半島地震は、時間を追うごとにその被害の甚大さが明らかになってきており、難儀されている住民の方々のご様子に心配が尽きません。被害に遭われた方々が一日も早く平静な時間を取り戻されるよう、お祈り申し上げます。
このような災害が起きるたびに、人生には常にさまざまなリスクが潜んでいることを、あらためて思い知らされます。
今年からはじまる新NISA制度などもあって、世の中は資産運用や投資の話題が賑やかです。資産運用は、人生100年時代を見据えた老後生活資金準備の側面が強く、ほとんどの方が「長期分散投資」を選択される傾向にあると考えられます。毎月一定額のお金を収入から捻出し、金融商品を15年から20年かけて育てていくわけです。
しかしながら、ひとたび思いも寄らないようなトラブルに見舞われると、長期分散投資による運用は、たちまち継続の危機に陥ることも考えられます。場合によっては大きな損失につながることもあるでしょう。今後、リスクマネジメントを軽視した資産運用が横行するのではないかと、個人的に懸念を抱いています。
資産運用はもちろん大切です。新NISAも積極的に活用されたほうがよいでしょう。しかし、家計の足もとを固める(経済的な危機が生じたときのセーフティネットを準備する)ことなく、やみくもに運用に目を向けることは大き過ぎるリスクテイクであると考えています。運用成績どころの話ではありません。今こそ、家計を支えるリスクマネジメントの考え方が重要になってきていることを、強く実感している今日この頃です。
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さて、私の今年の活動目標ですが、上記のような懸念をさまざまなお客さまにお伝えし、対策を促していくことも然ることながら、以下の点においても注力してまいりたいと考えています。
「感動をひろげる場づくりを実施する」
「自分自身の強みを再認識する」
「求められていることを正しく理解する」
これらのことを実現させるべく、本年も精進してまいります。みなさまにおかれましては、引き続きご指導ご鞭撻ならびに応援ご支援のほど、重ねてお願い申し上げます。
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